町家倶楽部設立の経緯と意義
西陣では約4年前よりプロジェクトを進めてきた結果、多くのアーティスト達が職住一体の機能(LIVE
& WORK)を持った町家に興味を示し入居を始めました。その数は130件にも至り、一昨年、昨年には彼らの作品展が開催されました。特に昨年はこれらの活動を通
して、ニューヨーク州ピークスキル市との交流も生まれ、住民レベルでの国際交流に発展しています。こういった町の胎動は、多くのメディアでも取り上げられる事となり、各方面
に影響を与えたことは言うまでもありません。
現在も町家入居希望者からは、問い合わせが多く対応に追われています。これは、町家を「住居兼アトリエ(LIVE
& WORK)」として生かしたまま、有効に利用活用するといった気運の高まりの現れではないでしょうか。
そこで1999年7月26日より、これまでの活動を集約した形として「京町家の仲人〜町家倶楽部ネットワーク(MCN)」を立ち上げる事となりました。MCNは、空町家や空工場等の調査、これまでの活用例の紹介等と共に、借りたい人と家主さんを繋ぐ「京町家の仲人」のシステムの構築と実施やモデルルームを兼ねたオープンスペース「町家倶楽部ハウス」を開設・運営を主な事業とします。
これにより町家に住居兼アトリエを開設したい人が、その様子の一端を体験できるようになります。オープンスペース「町家倶楽部ハウス」は同時に地域のコミュニティースペースとして、新旧の地域住民の交流の場になることを願ってやみません。
私たちはこれらの活動を通してアートやアーティストを「文化」としてのみ捉えるのではなく、産業としてのアートとしても捉えたいと思っています。また、こういった町の雰囲気を「魅力」にしたいとも考えています。このプロジェクトは町家という空間を必要とする人、町と町家に魅力を感じる人と町の縁結びをする“仲人”なのです。
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